著者紹介

宗教から国際問題を理解する

佐藤優（作家・元外務省主任分析官）×出口治明（ライフネット生命創業者）（後編）

日本人はよく、宗教に対する認識が低いとか、他の国とは違うと言われているが……

イスラム教もキリスト教も、なぜ戦後の日本でうま…

佐藤優（作家・元外務省主任分析官）×出口治明（ライフネット生命創業者）（前編）

「イスラム教もキリスト教も、戦後の日本でうまく根付かなかったのは、商売につながらないからですよ。私はいろいろな宗教を見てきましたが、ある程度ビジネスと相性のよい宗教じゃないと残らないんですよね」

子育てに無関心なお父さんを責めても意味がない

中室牧子（教育経済学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長） （後編）

「男の子にとって最も強力なロールモデルは、お父さんではないでしょうか。海外で行われた研究では、息子は父の習慣などを受け継ぎやすく、母や祖父母は父の役割を代替できないことが示されています」

教育に投資すると、「私」だけではなく「みんな」…

中室牧子（教育経済学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長） （前編）

「僕自身は競争はあっていいと思うんです。互いに切磋琢磨する環境があっていい。そこで引っかかるのは、親の所得によって選べる／選べない、ということです」

脳の中にはダークエネルギーがある

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第4回］

みんなが自分の中に現実世界という仮定を勝手に置き、それを復元した気分になって、相互に影響し合っているのがこの世界だと思います。

記憶力を鍛えるのは入力じゃなくて出力です

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第3回］

学校の勉強は詰め込みがすごいのですが、取り出しの練習はしません。でも、取り出す練習をすることによって、記憶って使えるようになるんです。

脳はじゃじゃ馬、多少くじ運が悪くても乗りこなす…

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第2回］

最近、脳の使い方が人によって全然違うことがわかってきたんです。どれくらい違うかというと、脳の使い方さえ見れば、その人が誰かわかるくらい違います。

人工知能に、人の真似をさせるのは間違っている

池谷裕二（脳科学者）×出口治明（ライフネット生命会長）［第1回］

人工知能の価値と人間の価値は違う。人工知能が人のルールを離れて勝手に成長すると、たぶん人間社会に無価値な、意味のないものになると思うんです。

「反知性主義」と子どもたちに伝えたいこと

森本あんり（神学者、アメリカ学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長） （後編）

「知性を身につけるために、子どもたちには自分が見知っている世界と違うものに触れてもらいたいですね。違う世界、広い世界に触れると子どもは成長します」

結局、「反知性主義」って何ですか？

森本あんり（神学者、アメリカ学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長） （前編）

「反知性主義が出てくると、社会が揺さぶられ、新しい価値観に向かうチャンスとなります。トランプは明らかに行き過ぎていますが、歴史的にはそういうこともあるんです」

時代を憲法に合わせなければいけない

木村草太（憲法学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長）（後編）

「僕は、日本国憲法って割と短いし、日本語としてもそんなに難しくないので、暇なときはみんなで読んでみましょう、とお勧めしたいですね」

憲法は、国家が失敗しないための「貼紙」

木村草太（憲法学者）×出口治明（ライフネット生命保険会長）（前編）

「憲法とは、国家権力が過去にしてきた失敗を繰り返さないために、その失敗をリスト化して禁止したもの。言ってみれば貼紙のようなものなんです」